導入事例:株式会社日本統計センターさま

マーケティング分析の代替データ+新規営業リスト抽出データとして有効活用

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株式会社日本統計センター
https://www.nihon-toukei.co.jp/

調査部 部長
安藤 和彦氏

導入の背景

従来からマーケティング分析に活用していた「経済センサス」の更新サイクル長期化により、信頼性や情報鮮度を担保できる代替データを探していました。

導入の決め手

タウンページを基にしているため、データの信頼性が高く、更新サイクルが担保されておりデータ鮮度が良い点です。さらに網羅性が高く、全国どこの地域でもリストがある点も魅力的でした。

導入後の効果

1,900業種から欲しい業種をセグメントできる点、エリア単位でデータを抽出できる点が使い勝手が良く、マーケティング分析の精度も高まりました。またタウンページデータベースは、“個”のデータにも強みを持っているので、「One to One マーケティング支援」において有効な営業リストの抽出が可能になりました。

※2023年3月末現在

導入サービス:タウンページデータベース(2024年2月)

導入の背景

当初利用していた統計データ(経済センサス)の補完的な役割に加えて、アタックリストとしても活用可能なデータとしてタウンページデータベースを採用していました。近年、経済センサスの更新サイクルの長期化から鮮度劣化問題が発生し、情報鮮度を要求するマーケティング分析では、これに対処する必要性が高まったため、更新頻度の高いタウンページデータベースを代替手段として活用することにしました。

導入後の効果

代替データの条件は、経済センサスのように全国を対象とし、情報の信頼性があり、かつ安定的に更新データが供給される点。その条件に合うデータとして、タウンページデータベースはぴったりでした。利用の決め手は、データの出所がタウンページであるため、信頼性が高く、網羅性が高い点です。他社のリストだと地域によってリストがないという場合もありますが、タウンページデータベースは全国どこの地域でもリストがあります。また更新サイクルが担保されているため、データ鮮度の点でも安心できました。

導入後の結果

タウンページデータベースの導入により、統計データからは抽出できない、個別のデータにも対応できるシステムを開発することができました。業種の抽出項目は1,900種※あり、そのラインナップも体系的で分かりやすくセグメントもしやすいため、とても使い勝手が良いと感じています。業種名も時代に合わせて変更されていて、その時に利用する担当者がわかりやすいものになっています。また、企業単位ではなく事業所単位でリストアップできる点も魅力の一つです。

また、当社のマーケティング支援システム「MDS」の「エリアマーケティング支援」や「One to One マーケティング支援」にもタウンページデータベースが役立っています。データの特長として、“個”のデータに強い点が挙げられます。統計データからは抽出できない、個別の事業所や店舗のリストを取得できるため、タウンページデータベースのデータを分母として、顧客の営業リストを突合することで、差分から新規営業先の割り出しが可能です。そのまま新規営業リストとして活用できる点もメリットがあります。

当社は金融機関のお客さまが多く、特に営業先のリストには高い信頼性が求められます。その点でタウンページデータベースは十分と言えますし、安定したデータの供給も担保されているので重宝しています。
※2023年3月末現在

今後期待すること

タウンページデータベースは当社のさまざまな事業で活用しており、信頼性・網羅性・更新性の点からも安心して使えることから、今後も積極的に活用していきたいです。

今後はデータを活用した新しい取り組みでの協業に興味があります。例えば、ここ数年で“銀行×カフェ”のような金融機関と異なる業種が一体となった店舗が増えています。金融機関の店舗周辺や利用する方々にニーズのある別業種を同じ店舗に構えることで相乗効果が期待できます。そこで、金融機関にとっての“ニーズのあるコラボ先”をマーケティングの視点で分析できる仕組みを構築し、ご提案する、といった新たなビジネスも可能ではないかと思案しています。

具体的な企画化にまでは至っていないですが、このほかにもタウンページデータベースと当社のノウハウを生かした新しい取り組みを考えたいですし、そのときはNTTタウンページさまに伴走をお願いしたいです。