困難な事業所把握にタウンページデータベースを活用
導入の背景
事業所の入れ替わりが激しい昨今、新規開業など商工会議所非会員企業へのアプローチが課題でした。
導入後の効果1
会員情報とタウンページデータベースを突合させて必要な情報だけを利用しています。
導入後の効果2
正確な情報とNTTグループという信頼性の高さが採用する決め手となっています。
導入の背景
藤沢商工会議所様:湘南・江の島を有する観光都市であり、東京や横浜のベッドタウンでもある藤沢市。
市内には精力的に事業活動を行っている企業が多く存在し、新たな名所や付加価値をも生み出しています。
美しい海岸線を形作る湘南、そこから望む江の島など、見どころが多く、年間1,900万人を超える人々が訪れる観光都市・藤沢市。東京・横浜からほど近く、ベッドタウンとしても最適なロケーションで、年々増加している人口からも良好な住環境を保持していることがうかがえます。
市内には4大学、約2万人の学生が通うほか、日本最古といわれる藤沢市民オペラなど文化的活動も活発な都市です。
古くは東海道の宿場町・藤沢宿として栄えてきた藤沢市はまた、鎌倉仏教の一つ時宗の総本山である清浄光寺(通称:遊行寺 ゆぎょうじ)の門前町でもあります。
開祖一遍上人が広めた「踊り念仏」が盆踊りのルーツという説もあることから、毎年藤沢商工会議所が主催となり、全国の盆踊りを集めた「藤沢宿・遊行の盆」を行っています。
踊りの原点を探り、全国の盆踊りとコラボレーションしつつ、その成果を地域再生に活かすというこのイベントは2006年の開催以来、市民を中心に年々踊りへの参加者が増えています。
市内で何か新しいことが行われるときには、商工会議所が関わり、新規参入企業や以前から事業を営む企業が共に発展できるよう支援しています。
「藤沢市の企業が元気になってほしい。そのために何ができるかという視点で、商工会議所の存在意義を伝えていきたいと考えています」。
このように多面的な都市の顔を持つ藤沢市ですが、人口増加に対し事業所数は伸び悩むという、全国の商工会議所と同じ課題も抱えていました。
導入後の効果
藤沢商工会議所様:商工会議所は会員組織であると共に、地域内商工業の総合的な発展と社会一般の福祉増進を図る公共性の高い経済団体でもあります。
毎年、藤沢商工会議所では特定商工業者法定台帳の作成とメンテナンスを進めていましたが、事業所の入れ替わりが激しい昨今、新規開業などで未登録の企業へのアプローチが課題でした。
そんなとき採用したのがタウンページデータベースです。タウンページデータベースは、NTT東日本・NTT西日本が発行するタウンページ(職業別電話帳)に掲載されている情報を電子媒体で受け取ることができるサービスです。
藤沢商工会議所では、エリアを藤沢市に指定し、法人格を有する企業に絞り、同所が保有する会員情報とTPDBを電話番号や掲載住所をキーに突合(突合作業はNTTタウンページ社で実施)することで、未登録の事業所データのみ購入しています。
藤沢商工会議所ではこのデータを使い、未登録の事業所へ調査書類を送付。法定基準を確認し、対象企業に法定台帳の提出と法定台帳負担金の納入依頼をしています。
必要な情報だけ必要最低限のコストで購入できるところが魅力です。
また、NTTグループという信頼性の高さもタウンページデータベースを選ぶ決め手になりました。データに間違いがないので、調査書類を送付しても今のところクレームはほとんどありません。
今後期待すること
藤沢商工会議所様:これまでも多くの商工会議所が繰り返し利用しているタウンページデータベースは、直近3年においては約130の商工会議所に利用されています。
紙のタウンページと比べると知名度はまだ高くないようですが、一度利用すると継続的に最新データを購入している商工会議所は少なくありません。
実は私たちも、タウンページデータベースを利用して以前のように新入会員企業を増やしていきたいと思っています。
そして、これからも一層、活力のある商工会議所づくりをしていきたいです。