8月4日はビヤホール(ビアホール)の日!
ビアホール都道府県別登録件数ランキング
夏はビールが美味しい季節。自宅や飲食店内だけでなく、ビアガーデンやアウトドアなど屋外でビールを楽しむ方も多いでしょう。
実は8月4日は「ビヤホール(ビアホール)の日」。ビアホールの持つ明るい雰囲気、親しみやすさを多くの人に味わってもらうことを目的に株式会社サッポロライオンが制定しました。この日は日本で最初のビアホールとして、同社の1号店「恵比壽ビヤホール」が開店した日だそうです。*1
今回は、ビールの消費量が多い日本国内の地域や国を探りつつ、ビアホールが多い地域について、都道府県別に調査しました。
*1「8月4日は「ビヤホールの日」。日本中で乾杯の嵐!」(サッポロライオン)
ビアホールが最も多い都道府県は?
まずは2020年から2022年にかけての都道府県別ビアホールの登録件数と10万人あたりの件数の調査結果をご報告します。
2022年における10万人あたりのビアホールの登録件数の多い都道府県は、1位が愛媛県、2位が高知県、3位が北海道。2021年に2位だった愛媛県が高知県と順位が入れ替わるかたちとなりました。
3位の北海道と4位の東京都は2020年から3年連続で順位をキープしています。5位には前年から順位を1つ上げて福井県がランクイン。
このほか、TOP10にランクインした都道府県のうち5位の福井県、6位の京都府、7位の熊本県、10位の鹿児島県が2021年から順位を上げています。
ほとんどの都道府県では2022年における10万人あたりの登録件数が減少または維持された結果となりましたが、TOP10では唯一、10位にランクインした鹿児島県が前年の4件から件数を伸ばしています。
【1位】愛媛県
10万人あたりのビアホールの登録件数0.68件で、愛媛県が1位となりました。2020年、2021年は2位でしたが、2022年には高知県を抜き1位を獲得しています。愛媛県では道後温泉の地ビールとして知られる「道後ビール」が製造されています。
【2位】高知県
高知県は2020年、2021年と2年連続で1位を獲得していましたが、2022年は惜しくも2位となりました。1位の愛媛県と同じく、高知県も四国地方の温暖な気候や県産の食材を活かし、クラフトビールの醸造が行われています。
【3位】北海道
北海道は3位にランクイン。登録件数だけで見れば東京都に次ぐ全国2位です。北海道には道内各地にビールの醸造を行うブルワリーがあるほか、観光地としても人気の高い「函館ビヤホール」もあります。
ビールをよく飲む地域は?
ここでは総務省統計局の家計調査から、ビールに関する都市別の支出額ランキングをご紹介します。
TOP3には北海道札幌市、青森県青森市、福島県福島市がランクインしています。
また、6位には岩手県盛岡市、7位には秋田県秋田市、9位には富山県富山市、10位には新潟県新潟市がランクインしていることから、北海道・東北・北陸の都市でビールの支出額が多いことがわかりました。
なお、1位の札幌市がある北海道については、人口10万人あたりのビアホール登録件数ランキングで3位、7位の秋田市がある秋田県は同9位にランクインしています。
最もビールの消費量が多い国は◯◯
最後に、国別のビール消費ランキングをご紹介します。
TOP3は中国、アメリカ、ブラジルがランクインしました。日本は世界8位にランクインし、アジアでは中国に続く2位を獲得しています。
中国のビールといえば青島ビールが日本でもなじみがあるかと思いますし、アメリカのビールはバドワイザーが有名です。ブラジルのビールは日本ではあまりなじみがありませんが、この調査結果からビールの消費量の高い国だということがわかりました。
まとめ
ビールの都市別支出額ランキングTOP10のうち、札幌市のある北海道と秋田市のある秋田県については、人口10万人あたりのビアホール登録件数ランキングでもTOP10にランクインする結果となりました。
ビールの都市別支出額ランキングでは、東北地方からのランクインが多いように見て取れる一方、人口10万人あたりのビアホール登録件数ランキングのTOP10には北海道から九州地方まで幅広くランクインする結果となりました。
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2023年7月執筆
【調査概要】
都道府県別 人口約10万人に対する「ビアホール」の登録件数分布及び年別の推移を掲載しています。
■対象期間と抽出方法:2020年・2021年・2022年の各4月時点で、タウンページデータベースの業種分類「ビアホール」に登録されている件数を集計し算出。
※1人当たりの登録件数は、小数点以下数桁になるため10万人換算をしています。
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