音楽鑑賞が好きな都道府県にはライブハウスも多い?
ライブハウス都道府県別登録件数ランキング
6と9が付く6月9日は「ロックの日」。音楽関係のスポットで配布されるフリー・マガジン「DiGiRECO(デジレコ)」を発行する株式会社ミュージックネットワークが制定した記念日です。
ロックは音楽だけでなくファッションやライフスタイル、人々の考え方にも表現される存在であり、その基である偉大なロック・ミュージックを称える目的で制定されました。ロックの日には、音楽にまつわるさまざまなイベントやキャンペーンが開催されます。
今回はロックの日にちなんで、ライブハウスが多い地域について、都道府県別に調査しました。
ライブハウスが最も多い都道府県は?
2020年から2022年にかけての都道府県別ライブハウスの登録件数と10万人あたりの件数の調査結果をご報告します。
2022年における10万人あたりのライブハウスの登録件数の多い都道府県は、1位が沖縄県、2位が東京都、3位が大分県となりました。TOP3に次いで4位にランクインしたのは高知県で、これら上位4都県は2020年から3年連続で順位をキープしています。
5位には福岡県が2年連続でランクイン。6位には2021年に10位だった京都府が大幅にランクアップする形でランクインしました。7位の徳島県は2021年はランク外でしたが、2022年には7位を獲得しています。
なお、多くの都道府県で10万人あたりの登録件数が減少するなか、2022年にTOP10入りした大分県、高知県、京都府の3府県については、前年から数値を維持しています。
【1位】沖縄県
10万人あたりのライブハウスの登録件数1.84件で、2021年から3年連続で沖縄県が1位となりました。ロックミュージシャンに限らず数々の有名アーティストを輩出している沖縄県らしく、他の地域よりも音楽が身近にあると言えるかもしれません。
【2位】東京都
2位には3年連続で東京都がランクインしました。10万人あたりの登録件数では2位となりましたが、登録件数だけで見るとその多さは圧倒的です。渋谷や新宿、下北沢などのライブハウスは多くの若手ミュージシャンを支え、独自の音楽シーンを形成しています。
【3位】大分県
3位には大分県がランクイン。1位沖縄県、2位東京都とともに3年連続でTOP3を維持しています。2024年には大型野外フェス「ジゴロック〜大分 "地獄極楽" ROCK FESTIVAL〜」の開催が予定されており、同県の音楽シーンのさらなる盛り上がりが期待されます。
音楽鑑賞が好きな都道府県は?
ここでは、2021年に総務省統計局が実施した社会生活基本調査の結果をもとに、過去1年間に音楽鑑賞をした人の割合が多い都道府県をご紹介します。
2022年の人口10万人あたりのライブハウス登録件数TOP10にランクインした都道府県のうち、東京都、大阪府、京都府の3都府が、音楽鑑賞をした人の割合が多い都道府県TOP10にもランクインしていることがわかりました。
また、音楽鑑賞をした人の割合が多い都道府県TOP10のうち、東京都、大阪府、愛知県、神奈川県、兵庫県、埼玉県、千葉県の7都府県が、2022年のライブハウス登録件数のTOP10にもランクインする結果となりました。
海外にも「ロックの日」がある!
日本では6月9日がロックの日とされていますが、実は海外にもロックの日があります。
洋楽ロックが好きであればご存じの方も多いと思われますが、1月8日もロックの日とされています。1月8日は世界的ロックスターであるエルヴィス・プレスリーとデヴィッド・ボウイが生まれた日。これにちなんで同日がロックの日と言われるようになりました。
また、世界の記念日をまとめたアメリカのデータベースによれば「National Day of Rock ‘N’ Roll」として、7月7日も「ロックに敬意を表す日」とされています。
まとめ
今回の調査から、音楽鑑賞をする人の割合が多い地域の多くが、都道府県別のライブハウス登録件数でも上位に位置していることがわかりました。
タウンページデータベースではさまざまな業界の統計データを用意しています。宣伝企画や効果測定におけるデータ活用をご検討の際は、ぜひタウンページデータベースにご相談ください。
2023年5月執筆
【調査概要】
都道府県別 人口約10万人に対する「ライブハウス」の登録件数分布及び年別の推移を掲載しています。
■対象期間と抽出方法:2020年・2021年・2022年の各4月時点で、タウンページデータベースの業種分類「ライブハウス」に登録されている件数を集計し算出。
※1人当たりの登録件数は、小数点以下数桁になるため10万人換算をしています。
タウンページデータベースに関する紹介資料もご用意しております。ぜひこちらも合わせてご覧ください。
『タウンページデータベース商品カタログ』
データベースにご関心やお悩みがございましたら、
ぜひお気軽にお問い合わせください。