営業リストは営業活動の起点となる重要なアイテムですが、自社の顧客情報のみでは不足を感じたり、情報の鮮度が保たれていなかったりする場合があります。実際、新しい営業リストを入手する必要に迫られている担当者もいるのではないでしょうか。
営業リストを集める方法のうち今回は、営業リストを購入するメリットと購入する際のポイント、データベース業者の選び方について解説します。
営業リストを集める方法
営業リストを収集する方法をふたつ、以下に説明します。
Web検索により手動で集める
もっとも手軽ですぐに着手できる手法としては、Web検索を活用して業界やターゲット市場に関連する情報を手動で集める方法があります。
自社のニーズに合わせて特定のキーワードや条件で検索を行い、インターネットから情報を収集します。
この方法では、条件を詳細に指定することで、特定のターゲット市場や業界に関連する情報をピンポイントで集めることができますが、キーワードを正しく選定する必要があり手間と時間がかかります。
担当者が作業にあたる時間やスキルには制約があるため、求めている情報にたどりつくまでには相応の作業が必要です。少ない件数のリスト作成であれば有効な策ですが、作業時間も限られており、大規模なデータ収集を目的とする場合には効率的とはいえません。
また、インターネット上で収集した情報については、その正確性や鮮度を確認するのが難しい場合があります。
データベース業者から購入する
自力で行う作業以外では、営業リストを提供する事業者から購入する方法があります。
目的に合わせ、すでに整理されたデータを購入するため、手動で収集する方法に比べて手間と時間を節約できます。
データベース業者は専門的なデータを提供するため、幅広い情報を大量に一括して入手できるのがメリットです。また、手動で収集する情報に比べ正確性や鮮度がある程度保証されます。
営業リストをいずれの方法で集めるにしても、出所が明確なデータベースを入手することが大切です。そのためには、信頼できる提供元であることが重要となります。
営業リストを購入するメリット
営業リストを購入するメリットを、さらに詳しく解説します。
営業活動の効率化が実現する
先述のとおり、手動でリスト作成をするためには大きな業務負担が発生します。購入によって営業リストを入手できれば、膨大な時間と労力を節約できます。
自社で管理するのとは違い、情報内容について更新や整理の手間がなく、すぐに営業活動への適用が可能です。リストの収集と整理や保全にかかっていた社内リソースを、コア業務に集中させることもできるでしょう。
信頼性と精度の高い情報を活用できる
信頼できるデータベース業者から購入した場合、精度の高い情報をもとにした営業活動が可能となります。ただし、提供元によっては営業リスト自体の質が異なる場合があります。そのため、信頼性と精度の高い営業リストを提供する事業者を選択することが重要です。
情報の信頼性と精度が担保されている営業リストであれば、狙いを定めたターゲットに対して効果的なアプローチが実現可能です。誤った情報による無駄なアプローチ、不適切なコンタクトを回避でき、営業活動の効率向上につながります。
また、データベース業者は多くの情報を提供しているため、企業名や連絡先だけでなく、業界、地域、業績、顧客特性などの情報も得られる可能性が高く、営業活動の展開の幅を広げることが期待できます。
営業活動のスピード化が実現する
自力で収集した場合、そこからカテゴリ分類を行う等使用する前に手を加える作業が必要となります。一方で、購入した場合では、整理されたデータですぐに行動を開始することが可能です。
必要な顧客プロファイルに合った情報を提供するデータベース業者から購入したリストであれば、ターゲット化された営業活動が即時開始可能となり、営業活動のスピード化を図ることができます。
営業リスト購入時のポイント
営業リストを購入する前に考えておくべきポイントを紹介します。
ターゲットと目的の明確化
購入するリストのターゲットを明確に定義し、リストを使用する具体的な目的を把握しておくことが重要です。どのような業界や地域を対象にするか、どのような情報を含めるかを考え、購入すべき情報を絞り込んでいきます。また、営業目的達成のために必要なリスト件数についてもあわせて検討する必要があります。
信頼性のあるデータベース業者の選定
先述のとおり、営業リストでは情報の信頼性が非常に重要です。購入元のデータベース業者の実績、扱うデータの信頼性を確認し、自社が属する市場で評判の良い事業者を選びます。
現状の実績、過去の顧客の評価やレビューを調査し、信頼に値する業者かどうかを確認することも重要です。
営業リスト購入先データベース業者の選び方
営業リストを購入するにあたり、適切なデータベース業者を選ぶ際のポイントを解説します。
データの品質と正確性
提供されるデータの量、品質と正確性を必ず事前に確認します。見本データを提供している事業者であれば、確認がしやすく信頼性も高いでしょう。
ニーズとの合致
提供されるデータが自社のニーズを満たしているかどうかの確認も必要です。企業データには、住所、電話番号、従業員数、資本額などのさまざまなデータ項目があります。特定の業界、地域、顧客プロファイルなどについて条件に合う選択肢があるか、条件に応じてカスタマイズできるかを見極めます。
法的および倫理的な観点
情報の取り扱いについても慎重な検討が必要です。データ収集とプライバシーに関する法的な規制や倫理的な観点を考慮し、情報の管理が正しくされているか、購入するデータが個人情報保護法などの法律に適合しているかを確認します。
価格と予算のバランス
データベースの価格を比較して、自社の予算に合い、効果が期待できる事業者を選定します。単に価格の安さだけに目を奪われず、データ品質とのバランスを検討する必要があります。
データの更新頻度
提供されるデータは、更新が適切にされている鮮度の高いデータであるかを確認します。古い情報を気づかずに使用してしまうことがないように、データの更新頻度を確認する必要があるのです。
サポートとカスタマーサービス
データベース業者側のサポートや、カスタマーサービスの体制についても確認が必要です。データに問題があった場合にどのような対応がされるのか、サポート範囲を見定めます。
既存ツールの連携
効率的な営業活動や顧客関係管理を強化するためには、既存ツールとの連携が重要です。営業リストの提供形式によっては、例えばCRMシステムとの連携による顧客情報の一元管理、顧客セグメンテーション、フォローアップの自動化などが期待できます。情報の質とともに、活用のしやすさも大きなポイントです。
営業リストの購入で営業活動をワンランクアップ
有効性の高い営業リストがなければ、営業活動をスムーズに開始できません。営業リストを専門業者から購入することで、正確性に富む情報をもとに効果的な営業活動を実施できます。大切なのは、自社事業に適応する信頼性の高いデータであることです。
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※ 2023年3月末現在
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2023年10月執筆
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